好きなことのための 嫌いなこと


Saint Florent の写真


好きなことをするために、嫌いなことをしなくてはならないときがある。

たとえば、お菓子作り。

結構お菓子を作るのは好きだけど、材料を量るのは嫌い。
クッキーとか、一つ一つ形を作るのは嫌い。
ケーキとか、デコレーションをするのは嫌い。

料理でも、パスタを自分でこねて作るのは好きだけど、薄くのばして切るのは嫌い。

フランスに住むのは好きだけど、滞在許可証のために、朝早くから県庁の前に並ぶのは嫌い。

Marina di Canelli に行くのは好きだけど、そのための山道は、景色は好きだけど、途中の村も好きだけど、車酔いするのは嫌い。

ちくちく手縫いやデザインを考えるのは好きだけど、縫い始めるまでの、布の長さを測ったり折ったりアイロンかけたりするのは嫌い。

なんだか嫌いなことが多いけど、その嫌いなことを乗り越えてまでもしたい(大げさ)、好きなことがある。これがまた、たくさんある。

このちょっとの嫌いなことたちのおかげで、好きなことをしたときに、ちっとも嫌いなことのない好きなことをしたときよりも、感動するのかもしれない、なんて思ってしまった。ちょっと今日は哲学者風。

ということは、より大きな感動を得るためには、より多くのちょっと嫌いなことをしなくてはいけない、ということか。山登りも、途中つらいから、上ったときの達成感があるんだよね。充実感というか。

ということは、充実感は嫌いなことをすることでやってくるのか。(ちょっと短絡・自虐的)

じゃ、ちょっと嫌いなことをしよう。
昼ごはんの準備。もうすぐだんなが帰ってくる。野菜切らなきゃ。

<')))))><  魚です。意味もなく。

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