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Affichage des articles du mai, 2006

美しい!

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Plage de Santa Giulia  サンタ ジュリア ビーチ Plage de Rondinara  ロンディナーラ ビーチ 週末に、コルシカ島南部のポルトベッキオ Porto Vecchio というところに行ってきました。 その町の近くには" plages de reves  夢のビーチ " が たくさんあるんです。 以前行った Palombaggia パロンバッジアもとってもきれいだったけど、今回行った Santa Giulia と Rondinara ロンディナーラ  も、口が開いてしまうくらいきれいです。 なんだか、太平洋に浮かぶ南の島に来たよう。 すーてーきーーー! きーれーーーー! ほんとに、その名のとおり、夢のビーチ。 この辺は、小さな湾になってるところがたくさんあって、湾になって囲われてるから、波も穏やかで海底もなだらか。だから私も泳ぎに挑戦しました。 浅いから、こわくない。波もそんなに高くないから、こわくない。マスクとチューバをつけて、さらに泳ぎました。小さな魚がいっぱい!岩の周りには、少し大きな魚まで! ビーチに魚がいるなんて、昔は想像できなかった。生まれてただ一度、グアムの海でシュノーケリングをした時に黄色とか赤とか青の <'><  魚を見ただけで、日本とかフランスの海の浜辺に <')))))>< 魚がいるなんて、 1年くらい前まで知らなかった。だって、ビーチでマスクつけて海水の中を見たことなかったんだもん!水の外から見ただけじゃ、見えないんだもん! 歳をとるってすてき。勉強になるわ。 ま、でも、見えた <'>< 魚は、小さな鯛とか、あとは名前は知らないけど、みんな結構地味な色の魚。ビーチは南国風だけど、さすがに熱帯魚のようなカラフルな魚にはお目にかかりません。 そして、日曜日に行った Rondinara ビーチには、なんと牛がいました。15頭くらい。 生まれて始めて、ビーチで牛を見ました。仔牛もいて、とってもかわいかった。 今回の旅の目的は、ビーチのほかにもうひとつありました。ポルトベッキオに住む、" コルシカへヨメに行く女 "こと、ありさちゃんに会いに行くことでした。コルシカ人のだんなさんとの素敵なカップル。い

ヒキガエルになった日

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昨日は、休日でした。(キリスト昇天日) ということで、私たちはまた、海へ。 そこで、だんなのウエットスーツを着て、海の探検へ行くことにしました。 ウエットスーツを着ていれば、ぷかぷか浮いていられて、あったかい。そして魚が見れる! 泳ぎの苦手な私には、言う事なしです。   着てみたら、ヒキガエルになってしまいました。 ま、見た目はどうでもいいんです。海の中きれいだったから。 マスクとチューバ(こう呼ぶんだっけ?)でぷかぷか浮きながら、海の中をみました。 小さな鯛とか、名前はわからないけど魚がいっぱい! でも今日はくらげもたくさんいて、手を刺されました。 ちくしょー だんな、昨日も魚が獲れませんでした。 水中銃の矢の先が曲がってしまい、丸くなってしまったためです。 (確かに曲がって丸くなっています。いちおう Ronan を擁護しておきます。) すぐ近くで水中銃を打ってみたけど、刺さんなかったそうです。 今日、仕事のあと、矢を買いに行き、もぐりに行くと、はりきっています。 なんでも、海の中でありえないことが起こっているというのです。 クラゲがたくさんいるせいで、魚がクラゲを食べるのに夢中になっていて、近くまで気づかれずに忍び寄れるらしいんです。 だから、新しい矢に変えれば、ぜったいに獲れる、というのです。 ちなみに、アジもたくさんいたそうです。 アジのたたき、食べたいなー。 今日こそ、新鮮な <')))))>< が食べれるのかな? <')))))>< : 顔文字(?)の魚 最近のお気に入りです。みんなも使ってね。

好きなことのための 嫌いなこと

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Saint Florent の写真 好きなことをするために、嫌いなことをしなくてはならないときがある。 たとえば、お菓子作り。 結構お菓子を作るのは好きだけど、材料を量るのは嫌い。 クッキーとか、一つ一つ形を作るのは嫌い。 ケーキとか、デコレーションをするのは嫌い。 料理でも、パスタを自分でこねて作るのは好きだけど、薄くのばして切るのは嫌い。 フランスに住むのは好きだけど、滞在許可証のために、朝早くから県庁の前に並ぶのは嫌い。 Marina di Canelli に行くのは好きだけど、そのための山道は、景色は好きだけど、途中の村も好きだけど、車酔いするのは嫌い。 ちくちく手縫いやデザインを考えるのは好きだけど、縫い始めるまでの、布の長さを測ったり折ったりアイロンかけたりするのは嫌い。 なんだか嫌いなことが多いけど、その嫌いなことを乗り越えてまでもしたい(大げさ)、好きなことがある。これがまた、たくさんある。 このちょっとの嫌いなことたちのおかげで、好きなことをしたときに、ちっとも嫌いなことのない好きなことをしたときよりも、感動するのかもしれない、なんて思ってしまった。ちょっと今日は哲学者風。 ということは、より大きな感動を得るためには、より多くのちょっと嫌いなことをしなくてはいけない、ということか。山登りも、途中つらいから、上ったときの達成感があるんだよね。充実感というか。 ということは、充実感は嫌いなことをすることでやってくるのか。(ちょっと短絡・自虐的) じゃ、ちょっと嫌いなことをしよう。 昼ごはんの準備。もうすぐだんなが帰ってくる。野菜切らなきゃ。 <')))))><  魚です。意味もなく。

Macinaggio にて 初海水浴!

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今日はMacinaggio マチナッジョ にいってきました。 ずっと前から行きたいと思っていたところ。 ここはコルシカ島の北にあるCap Corse の最東北、つまり、 コルシカ島の最東北の町。 岬のてっぺんへは Macinaggio から丘の道を徒歩です。 Macinaggio と Centuri を結ぶ Sentier de Douanier という道をたどっていきます。 この道は、全部制覇しようとすると、片道で丸一日かかってしまう道のりなのですが、その道のはじめの部分だけ歩きました。 Cap Corse の本当の最北の地へは、車道はなく、徒歩でしかいけないんです。 その道の途中の二つ目の浜辺で、今年初の海水浴をしました。 水はちょっと冷たかったけど、凍えることもなく、海水浴。 とはいっても、波があったので、泳ぎだした直後、海水を飲んでしまいました。 しょっぱかった。。。地中海の水は大西洋よりもしょっぱいらしいんです。 水は透明で、とてもきれいでした。ちょっと昼寝をし、また歩いて次の浜辺を目指しました。 その途中、自然保護地区になっている島の横を通り過ぎました。3月から8月の間は、その島に行っちゃいけないんだそうです。何でも、その地区にしか存在しない希少なトカゲがいるためだそうです。 そして、プライベート入り江を発見しました。目の前にジェノバ統治時代の塔が見え、ちょうど二人用サイズの入り江です。夕暮れ時で、なんとも贅沢なひと時でした。 今日はとっても暑く、すっかり日に焼けてしまいました。 日々の日焼けのため、5月だというのにすっかり真っ黒です。 夕食は、うちに帰って、クレープ。 最近食べてないねー、という話をしていて、今日は私の誕生日、ということでクレープになりました。 ミュージックは、Mokhtar Samba。去年の誕生日に、物理博士の友達(博士の印象、変わりました)にもらったCDです。アフリカンで明るくって、暑い感じで、お気に入り。楽しい気分になりたい人におすすめ。

スローライフ・スローフード

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CapCorse 東部 の 海岸 コルシカでの生活は、スローライフ・スローフード。 とくに最近、「よい食事をする」ということに興味があります。 玄米を食べたり、栄養に気をつけたり、Bio 有機食品を買ってみたり。 お気に入りのお店に、”La Roulotte”というお店があります。 ここは有機食材店で、日本食の食材もおいてあったりします。 はじめは、「味噌を買う」という目的でこのお店に行きました。ある人に、ここに行けば日本食の食材が手に入る、と教えてもらったからです。 行って見ると、おもしろい。いろんな食材があり、しかもすべて有機です。 コーヒーとか、スパゲッティーとか、野菜とか、どれもこれも "わたし有機です" って感じで並んでいます。 そんな中に味噌とか豆腐とかひじきとか( izikiって書いてあったけど) ごま塩とか、くず粉とか、梅干のペーストとかがあります。どれも高い!けど有機だからね。 (ちなみに、ひじき買おうと思ったんですが、100g約1300円くらい、と異様に高く、その上よく見たら、お風呂用ということでやめました。もっと安かったら、お風呂用を食べているところでしたよ。危ない。) 日本食は健康にいい、というのはこちらでは定説で、日本食=ヘルシー=有機 といったところでしょうか。面白いのは、日本直輸入の"亀の子たわし" "漬物漬け器" "すりこぎ"なんかが置いてあるところです。日本の3倍ぐらいの値段で。こんなの買う人いるのかな? 健康にいいということで、最近我が家では玄米を食べているのですが、Geant という巨大スーパーでは、2種類しかなく、まあまあお高いんです。しかも一箱500gしか入ってない。精製しなくていいから安くて済むと思うんだけど、需要がないためか高いんです。 でも La Roulotte なら、種類も豊富。バスマティ米、カマルグ米、タイ米、普通の長い米、普通の丸い米(日本米に近い米)、そしてそれぞれに、完全な全粒と半精米の種類があるんです。一袋1kg。なんとその上、Geant より安く、有機栽培! C'est pas possible! そんなばかな!ということで、買っちゃいました。米4kg。それから全粒粉スパゲッティー 1.5kg。 すっかり comp

必殺 日本語勉強法

私は借りてきた猫のプリュネルちゃんに、日本語で話しかけている。 Ronanが自然に日本語を覚えられると思ったからだ。 ねこに話しかけることなんて、ボキャブラリーは多くないし、状況もはっきりしてるから、彼も順調に日本語を覚えてきた。そうそう、彼もプリュネルに日本語で話しかけている。 「かわいいねー。たべしたい(食べたい)のー。びくり(びっくり)したねー。ごくらくごくらく。だめ!やだねー。おなかがすいた?」 彼はわたしが話すように、日本語を話す。この口調で日本人と話されたら恥ずかしいけど、まぁいい。Mieux que rien. 無いよりまし。 彼が日本語で話すのを聞いてると、結構面白い。 私がフランス語で話すときも、きっと面白いんだろうなぁ。

a la peche! いざ漁へ!

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今日も海へ行ってきた。 今日は marina di Canelli という、Cap Corseの西側の小さな小さな船着場のある海岸に行った。 (実は昨日も同じ場所に行って来た。お昼ごろについて1-2時間遊んだ後、持ってきたはずのお昼ご飯がないことに気づき、お金も持っていなかったので、帰る羽目になった。) ここはRonanのお気に入りの場所。なぜなら、素潜り漁ができるから。 コルシカでは、自然保護区が多くて、好き勝手には漁ができない。もし見つかると、多額な罰金。 でも marina di Canelli なら漁ができる。 しかもうちから近いCap Corseの東側より、西側のほうが魚が多い。ということで、お気に入り。 うちから山道を約40Km、1時間弱の場所。車に弱い私にはちょっとつらいけど。 私は磯で、えび狩り。そのために網を買ってもらったのだ! 岩場に潜んでいるえびをこの網でひょひょいと捕らえる。 とはいっても、そんなに簡単ではない。相手も捕まりたくはないからね。 というわけで、作戦が必要。海については何でも知ってるRonanくん。 「そこら辺の貝を砕いて、えびのいる水溜りに入れるとえびが食べに来るから、そこを捕まえるといいよ。食べてるときは、えびの警戒心も減るからね。」 ということで、実践。 みんな寄ってくるー!とはいっても、やってくるのはえびだけじゃなく、小さな魚(ハゼ)とか、ミクロサイズの稚魚とか、ヤドカリとか。でもいまいち反応がスローなので、今度はそこら辺からうにを獲って、くだいて水たまりに放り投げてみた。するとすごい勢いで魚たちが食べにやってきた。魚もうにが好きなんだ、と感心しつつ、ついつい魚を捕獲。きれいなハゼ。ちょっとの間観察。 その後、釣りに挑戦。Ronanが海に潜っていたので、一人で。貝を拾って、つぶし、身を釣り針につけ、投げる。二度目に投げたところで、だんな海から顔を出し、こちらにやってくる。釣り糸を手に取り、沖に向かい泳ぎ、糸巻きをロックしていい、と合図をする。待機して数秒後、糸を巻くようにサインが。おっ、もう釣れたのか?手ごたえがある。つれた。釣れたのは、20cmほどの merou という魚。日本語ではハタというらしい。でもこの魚、保護されていて、規定の大きさに達していないので、放すことに。 この釣りの仕方、なかなかいい。なにせ魚のいると

うに a la plage!

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Lavasinaにて 昨日、海でうにを食べましたよ。 コルシカでは、うにを獲って、その場で食べるのはOKなんです。 なので、 Ronanが海に潜って、うにを獲って放り投げ、わたしが食べる。 といっても、そんなにたくさんは食べなかったけど。 彼はあまりうにが好きではなく、というか、子供のときの思い出だけで、以前、うにはクリーミーでおいしい、といったら、妹と一緒に、”うわー、クリーミーだって”って嫌がられた。 ま、それはさておき、うにを、こうやって割って食べるのは初めてだったので、黄色いところだけを食べるのに、一苦労。 緑色したじゃりじゃりする、”海藻を消化中”ってかんじの物体まで食べてしまった。多分これは、うにの排出物、なんて思うと、ちょっぴり意気消沈。次回までにうにの解剖学を学んで、おいしいところだけを簡単に食べれるようにしておきたい。 次回というのはたぶん明日かあさって。そのときにはどんぶりにご飯を入れて持っていく予定。 えびも獲るつもり。 遊んでばっかりだって、怒られそうだけど、そのとおりなんです。 いるか来るサバイバルな日に備えておきます。 みんな遊びにきてねー。けっこう遠いけど、うにはタダだよー。

ブルターニュな midi

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  我が家の借りてきた猫 プリュネルちゃん 本物はもっとかわいい midiとは、お昼という意味。 今日はだんなが通しで働いているので、ひとりで昼ごはん。 というわけで、きのうの残り物の手抜きご飯。 そのまえに、Far Breton ファールブルトン というお菓子を作った。 このお菓子は、そば粉を使ったブルターニュ地方の伝統菓子。 たまたまうちにあったそば粉とプルーンでできることから、作ろうと思い立った。 一口食べてみると、なんとも香ばしいそばの香りが。ここに”そばがいる”。 ただいまの音楽はAlan Stivell。  ブルターニュのハープ演奏者で、たくさんのブルターニュ音楽のCDを出している。 このひとのCDを聞いていると、ハープを弾きたくなる。(弾けるわけじゃないけど。) いつかブルターニュに定住したら、ハープを習ってやる!って思ってる。 ブルターニュの音楽を聞いてると、なんだか65歳ぐらいの定年間近の指のっごっつい漁師になった気がしてくる。 フランスに来てから、おじさん歌手が好きになった。それもこれもジョニーのおかげ。 ジョニー: Johnny Halliday 偉大なロック?歌手 実は今年の夏、Festival des vieilles charrues というのに行く。いろんな結構有名な歌手のやってくるブルターニュのコンサート。なんとそこにジョニーも来る!ということで、見に行きます。 生でジョニーが見れるなんて!生でジョニーの声が聞けるなんて!すてきーーー! なんて書いてたら、ジョニーの声が聞きたくなったわ。 Alan Stivell から ジョニーの新曲に変更。 "Le temps passe" 『時はすぎゆく』 Far Breton作ってみたい人のために、レシピ(フランス語だけど) Ingrédients (pour 6 personnes) : - 250 g de farine de sarrazin - 250 g de sucre - 1 litre de lait tiède - 6 oeufs - 20 pruneaux ou plus, dénoyautés - 1 bouchon de rhum Préparation : Mélanger oeufs, farine et sucre. Ajouter le la

新食材 ポレンタ Polenta

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    バスティアの Saint Jean Batiste教会 の写真 少し前に料理の本で見た Polenta という食材、黄色いケーキのような料理の付け合せで目を引いた。そのときはなんだかわからなかったけど、昨日、お店で発見!それはとうもろこしの粉。1キロ1ユーロと、小麦粉と大して変わらないお値段。これは買うしかない! というわけで、さっそく、作ってみました。 インターネットで調べ、てきとうに料理開始。 ポレンタ粉&水&塩を鍋に入れ、火にかけ、かき回す。 そのうちもったりしてきたので、火を止め、蓋をして、ほおって置いた。 本当の作り方は、なんと、約1時間ほど火にかけ、かき回していないといけないらしい。 でも面倒だから、 ほっておいて、たまにかき混ぜて、を繰り返し、完成。 なんだかお菓子みたい!甘くないけど、ほんのりとうもろこし味、色が黄色いから、とってもかわいい。 この粉でタコスの皮も作れるのかな?それからお菓子も。ちょっと調べてみます。 それにしても、1日に3回も食べなきゃいけないのって、ちょっと多すぎ、って気がするときがある。 おなかがすくから食べるのには異議がないけど、一日に2回は洗い物をして、2回は調理しなくちゃいけない。ふーーー。幸い、朝ごはんはコーヒーとバゲット。調理しなくていいからいいんだけど。でもバランスの取れた健康でおいしい料理を作ろう、とすると、一日中洗物と料理をしているような気分になる。 ま、でも、健康は食事からやってくるから、大事だよね。 ということで、最近、栄養の勉強始めました。

コルシカ書道教室

土曜日に、コルシカ第2回目の書道教室を行った。 場所はOletta オレッタ というバスティアから車で30分から1時間のところ。 1月から4月に受けていた研修で知り合ったイタリア人の友人が、文化交流の協会をやっていて、その友人の提案で4月の初めに書道体験講座を開くことになった。興味を持つ人なんているのかな?なんて思ったけど、結果は案外大盛況で、たいした公示もせずに、すぐに人が集まった。10人の定員はすぐにいっぱいになり、6人ものキャンセル待ちが出たため、第2回目を開催することにしたのだ。 講座では、日本語には3種類の文字がある話しや、書道にはさまざまなスタイルがある話などをして、いざ実践。止めや払いなど、基本の線が一本づつ書かれているお手本を見ながら、実際に書いてもらった。みんな、すごく熱心に練習し、「うまくいかない、どう書くの?」などと聞いてくれる。その後、さまざまなお手本、書の作品などの中から気に入ったものを選んでもらい、書いてもらった。 前回もそうだったけど、フランス人が止めや払いに気を使いながら、真剣に日本の漢字を書くのに驚かされた。彼らはそのためにお金を払って来ているのだし、そう書くように教えてるんだから当たり前なんだけど、どうも、「そんな細かいことはどうでもいいわよ。」って言われはしないだろうか、と思ってたから、いい意味で裏切られた感じ。 みんな、新しい発見だった、といってくれて、わたしも満足して終わることができた。 今回講座の最中に、オレッタの市長と、コルシカでは有名なバスティア市長 Mr ズカレリ の代理人が見学にやってきた。 イタリア人の友人にとっては、この書道講座が地方紙に載るということもあり、彼女の協会の発展のためにすごく大切なことで、だいぶ前から張り切っていた。それから来年度(というのは9月から)、定期的に書道講座や日本語講座を開いたりするための資金援助や、小学校で正式に教えたりすることができるように調整してもらえるかもしれないということで、彼らの訪問はわたしにとっても将来を左右する(おおげさだけど)できごと。 とはいっても、彼らと話をする時間、生徒の皆さんを放っておくことになるので、ちょっと習字を体験してもらって、友人にバトンタッチ。しかもこういったゴマすり的なおしゃべりというのは苦手でね。さっさと切り上げた感じ。しかもこのオレッタ市長、葉

Brocciu ブロッチョ

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  コルシカに来てからずっと食べてみたかった念願のチーズ、Brocciu ブロッチョ/ブロッチオ をやっと買ってみた。 このチーズはコルシカ料理には欠かせないクリームチーズというか、フロマージュ ブロンというか、カッテージチーズというか、とにかく、やわらかくて固まってないチーズ。 すごくおいしかった Panette という、パンの中にこのBrocciuの入ってるお菓子をたべて、私もこのブロッチオ、使ってみたい!と思っていたのだ。 そのままで食べてみると、ほんのり塩味プラス羊乳の甘さがとってもおいしい! せっかくなので、チーズケーキを作ってみた。Yahooのレシピ集から一番簡単なのを選んで。すごく簡単でおいしい!ちゃんとブロッチオの味もする。かなり幸せ。 今日のお昼ご飯はブロッチオ入りオムレツにしようかな。 ところで、このチーズ、名前がBroccio だったり、 Brocciu だったりする。コルシカ語では、Uの発音が "オ" となるので、フランス語表記とコルシカ語表記の違いなんだとおもう。 このコルシカ語、私にとっては結構やっかい。だってみんな、コルシカ語アクセントでフランス語を話すんだから。 もともとコルシカ語はイタリア語の方言のようなもので、(かつてフランスの知識人がラテン語で文章を書いていたように)コルシカ人はイタリア語で文章を書いていたようだ。その名残で、地名・人名はほぼイタリアン。発音の仕方もほぼイタリアン。 みんなが地名をイタリア語のように言うので、初めのうちは面白く思っていたが、そのせいで理解するのにちょっとタイムラグが。知らない地名は完全にイタリア語に聞こえる。知ってる地名にも、ワンクッション必要。 たとえばBastiaは、 バー スティァ とはじめの A にアクセントが来て(つまり英語のように、ほかより強く発音する)、さいごのAはかき消すように発音。(最後の母音を消え入るように発音するのが、コルシカ風らしい) Porto Vecchioは  ポ ルト  ヴェ ッキォ Bonifacioは ボニ ファッ チォ つづりもイタリア風。フランスから遠いだけのことはある。 コルシカンたちのフランス語も、イタリア風。なんというか、文章の最後 (もしくははじめから終わりの直前まで) のイントネーションがあがり、その後下がる。これが基本。 た

あ、乳牛!

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フランスでは、vache(雌牛)というのはとても身近で、さまざまな表現に使われる動物だ。フランスに住んだことのある人ならきっと聞いたことのあるこの表現、Ah la vache!(ア ラ ヴァッシュ)。直訳すると、「あ、牛!」。この表現は、驚いたとき、予期せぬことが起こったときなどに、とっさに出てくる一言なのだが、なんで牛なんだろう?と、ずっと思っていた。ちなみに、そこから派生する、vachement(ヴァッシュモン)は、直訳で「乳牛的に」、「すごく、とても」という意味の、これまたよく聞く言葉だ。 だが、コルシカ島に着いた初日、わたしは、やっとその由来を発見した気がした。コルシカ島の道を走っていると、びっくりするようなところに牛がいるのだ。コルシカ島の中央には、かなり高い山があり、まるでハイジの世界なのだが、その切り立ったがけに、牛がいるのだ。車からその牛たちを見て、私は自然に、「ア ラ ヴァッシュ! ア ラ ヴァッシュ! あんなとこにも牛が!」と叫んでいた。 ちなみに、この写真、ちょっと判りづらいが、中央左上に牛が映っている。こんなところに牛が放し飼いになっているのだ。牛飼いは、どうやって牛を連れ戻すのかが、疑問。 また、普通の山道にも、牛がいる。車でカーブを曲がると、「ア ラ ヴァッシュ!」。牛がいる。「牛に車で突っ込んだら、車がつぶれる。気をつけないと。間一髪で事故をまぬがれたわ。あぶないあぶない。」ということで、「アラ ヴァッシュ」。この様な場面では、自然に、Ah la vache が口をつく。 ということで、この牛に関する表現はこんな場面から発生したのかな?と、納得。 5月1日、vachement(乳牛的に/すごく) すばらしい山歩きに行って来た。Ascoというところからの出発。トータルで4~5時間歩いた。Ca vaut le cout. 行くかいありのコース。