コルシカ書道教室

土曜日に、コルシカ第2回目の書道教室を行った。
場所はOletta オレッタ というバスティアから車で30分から1時間のところ。

1月から4月に受けていた研修で知り合ったイタリア人の友人が、文化交流の協会をやっていて、その友人の提案で4月の初めに書道体験講座を開くことになった。興味を持つ人なんているのかな?なんて思ったけど、結果は案外大盛況で、たいした公示もせずに、すぐに人が集まった。10人の定員はすぐにいっぱいになり、6人ものキャンセル待ちが出たため、第2回目を開催することにしたのだ。

講座では、日本語には3種類の文字がある話しや、書道にはさまざまなスタイルがある話などをして、いざ実践。止めや払いなど、基本の線が一本づつ書かれているお手本を見ながら、実際に書いてもらった。みんな、すごく熱心に練習し、「うまくいかない、どう書くの?」などと聞いてくれる。その後、さまざまなお手本、書の作品などの中から気に入ったものを選んでもらい、書いてもらった。

前回もそうだったけど、フランス人が止めや払いに気を使いながら、真剣に日本の漢字を書くのに驚かされた。彼らはそのためにお金を払って来ているのだし、そう書くように教えてるんだから当たり前なんだけど、どうも、「そんな細かいことはどうでもいいわよ。」って言われはしないだろうか、と思ってたから、いい意味で裏切られた感じ。

みんな、新しい発見だった、といってくれて、わたしも満足して終わることができた。


今回講座の最中に、オレッタの市長と、コルシカでは有名なバスティア市長 Mr ズカレリ の代理人が見学にやってきた。

イタリア人の友人にとっては、この書道講座が地方紙に載るということもあり、彼女の協会の発展のためにすごく大切なことで、だいぶ前から張り切っていた。それから来年度(というのは9月から)、定期的に書道講座や日本語講座を開いたりするための資金援助や、小学校で正式に教えたりすることができるように調整してもらえるかもしれないということで、彼らの訪問はわたしにとっても将来を左右する(おおげさだけど)できごと。

とはいっても、彼らと話をする時間、生徒の皆さんを放っておくことになるので、ちょっと習字を体験してもらって、友人にバトンタッチ。しかもこういったゴマすり的なおしゃべりというのは苦手でね。さっさと切り上げた感じ。しかもこのオレッタ市長、葉巻の似合うイタリアンマフィアってかんじで、ちょっと怖かったわ。


というわけで、書道が思いのほか受けがよさそうなので、バスティアでも授業ができるように、ちょっと動いてみようと思う。それと同時に、自分の書道力をアップさせなきゃいけないので、6月の帰国時に書道講座を受けたいと思う。

もし6月に開催される短期書道講座を見た方は、教えてください。できれば教え方を教われるような講座があれば。もしそんな本をご存知の方、それも教えてくださると助かります。

失業者の私にも希望の光が。。。

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