あ、乳牛!



フランスでは、vache(雌牛)というのはとても身近で、さまざまな表現に使われる動物だ。フランスに住んだことのある人ならきっと聞いたことのあるこの表現、Ah la vache!(ア ラ ヴァッシュ)。直訳すると、「あ、牛!」。この表現は、驚いたとき、予期せぬことが起こったときなどに、とっさに出てくる一言なのだが、なんで牛なんだろう?と、ずっと思っていた。ちなみに、そこから派生する、vachement(ヴァッシュモン)は、直訳で「乳牛的に」、「すごく、とても」という意味の、これまたよく聞く言葉だ。

だが、コルシカ島に着いた初日、わたしは、やっとその由来を発見した気がした。コルシカ島の道を走っていると、びっくりするようなところに牛がいるのだ。コルシカ島の中央には、かなり高い山があり、まるでハイジの世界なのだが、その切り立ったがけに、牛がいるのだ。車からその牛たちを見て、私は自然に、「ア ラ ヴァッシュ! ア ラ ヴァッシュ! あんなとこにも牛が!」と叫んでいた。

ちなみに、この写真、ちょっと判りづらいが、中央左上に牛が映っている。こんなところに牛が放し飼いになっているのだ。牛飼いは、どうやって牛を連れ戻すのかが、疑問。

また、普通の山道にも、牛がいる。車でカーブを曲がると、「ア ラ ヴァッシュ!」。牛がいる。「牛に車で突っ込んだら、車がつぶれる。気をつけないと。間一髪で事故をまぬがれたわ。あぶないあぶない。」ということで、「アラ ヴァッシュ」。この様な場面では、自然に、Ah la vache が口をつく。

ということで、この牛に関する表現はこんな場面から発生したのかな?と、納得。

5月1日、vachement(乳牛的に/すごく) すばらしい山歩きに行って来た。Ascoというところからの出発。トータルで4~5時間歩いた。Ca vaut le cout. 行くかいありのコース。

    

Commentaires

aki a dit…
みわちゃん、いらっしゃい。
コルシカに、ぜひ来て頂戴ね。大自然だよ。
レンヌでは味わえない、山と海が味わえるよ。
もちろん、ブログにもお越しください。
ciao

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