鼻高々
4月いっぱい、わたしはバスティア観光案内所で研修をしている。
ちょうどそんなところに、バスティアでは、日本現代美術展というのをやっていて、
日本から画家の方たち40名ほどがやってきた。
美術展の開会式にも参加させていただき、画家の方たちとお話をする機会もあった。最近ずっと日本語を話していないこともあり、日本語で話をすることがとてもうれしかったし、フランス人とは違う、日本人の礼儀正しさや立ち振る舞いに、あらためて日本のよさを確認した。
その後、彼ら日本人画家たちの泊まるホテルの従業員が観光案内所にやってきて、こういっていた。「日本人は行儀良く、物音を立てず、上品で、着物を着た人までいて、すてきだ。ほかの国の人とは違うね。」 わたしはそれを聞き、鼻高々だった。なんだか自分がほめられているような気がして。
外国で暮らしているとやけに日本のことに敏感になり、また周りからも、日本人、日本の代表として見られていることに気づく。ここコルシカで、日本の印象がもっとよくなるように、また、日本の方にもっとコルシカ島を知ってもらうように役に立ちたいと思う。
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